メンズ脱毛と毛周期

毛周期を知ろう

前回の記事「メンズ脱毛の仕組みメンズ脱毛の仕組み」でも触れた「毛周期」ですが、今回は例え話を交えながらご説明いたします。

毛周期は「成長期」、「退行期」、「休止期」を繰り返すと説明しましたが、以下にひとつづつご説明します。

ステップ１　成長期

成長期初期は、皮下にある毛乳頭で毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、新しく生えてくる毛やメラニン色素を創り出し、これからの伸びる準備をしています。この時点では毛は皮膚表面にはほとんど出てきません。

成長気中期では、皮下の毛乳頭でさらに活発な細胞分裂が行われ、毛が皮膚表面に出てくる時期になります。

そして、成長期後期になると毛母細胞での細胞分裂がピークを迎え、毛が太くしっかりと生えている時期となります。

ステップ２　退行期

成長期を終えた毛は、やがて細胞分裂も弱まり停止します。そして、毛は毛乳頭が毛球から離れていき、最終的にするっと毛が抜け落ちます。

ステップ３　休止期

毛が抜け落ちた後、毛乳頭は活動を休止します。次の毛を生やすための準備をしている時期になりますが、メラニン色素は無い状態になります。

毛周期のサイクルが分かったところで、次にこの毛周期がメンズ脱毛にどう影響していくかをご説明します。

メンズ脱毛に効果のある時期

脱毛の光を当てる際に毛周期のサイクルの中で、効果のある時期と効きにくい時期、まったく効果のない時期があります。

そして、毛周期のサイクルの中でもっとも脱毛効果のある時期は、「成長期」です。

前回のメンズ脱毛の仕組みでも触れたとおり、光脱毛の光は「メラニン色素」に反応します。黒色の毛に反応した後、毛乳頭のある毛穴の底に光があたることによってはじめて脱毛効果が得られるからなんです。

「成長期」は、毛根・毛乳頭にしっかり反応させることができますが、「退行期」の毛に光を当てても、毛には反応しますが、毛根が毛乳頭から離れてしまっているため、毛乳頭には効果が及びません。

「休止期」に光をあてても、そもそもメラニン色素が生成されていないために、反応しません。

メンズ脱毛に効く成長期の割合と期間

メンズ脱毛の効果を最大限に引き出すためには、毛周期と毛の強さを考えて施術する必要があります。そして、部位や毛周期は部位によって異なりますので、以下をご覧ください。

部位別毛周期の割合と期間

部位	顔/ひげ	わき	うで
成長期の割合	50～70％	約30％	約20％
成長期の期間	4～1年	4～5ヶ月	3～4ヶ月
退行期の割合	30～50％	約70％	約80％
退行期休止期の期間	2～3ヶ月	3～5ヶ月	3～4ヶ月

部位別の毛の強さ

部　位	強　さ
顔／ひげ	★★★★★
うで	★★
胸／お腹	★★
足	★★★
陰部（VIO）	★★★★

一番強いのが「顔／ヒゲ」、2番目が「陰部（VIO）」、3番目が「足」、4番目が「胸・おなか」「うで」の順番になります。

顔／ひげの脱毛に適した間隔

顔/ひげの生えている毛は約50～70％が成長期になり、休止期退行期の期間も２～３ヶ月と短め。脱毛の光をあてて効果がでるまで約１週間～約10日前後、毛の強さはMAXになるため、最低１ヵ月に１回は脱毛しないと効果がわかりにくい。とにかく早く減らしたい方は最短10日で月３回がベストな回数になります！ただし、ムダ毛が減るにつれて期間を延ばすことをおすすめします。

うで・胸／お腹の脱毛に適した間隔

うでや胸/お腹の生えている毛は約20％が成長期になり、休止期退行期の期間も３～4ヶ月。脱毛の光をあてて効果がでるまで約2週間前後、毛の強さは弱い方になるため、２ヵ月に１回脱毛すると効果が少しわかるくらい。毛量の多い方や濃い方、少しでも早く減らしたい方は最短１ヵ月1回がベストな回数になります！ただし、ムダ毛が減るにつれて期間を延ばすことをおすすめします。

足の脱毛に適した間隔

足の生えている毛は約20％が成長期になり、休止期退行期の期間も３～5ヶ月。脱毛の光をあてて効果がでるまで約2週間前後、毛の強さはボディの中では強い方になるため、２ヵ月に１回脱毛すると効果が少しわかるくらい。毛量の多い方や濃い方、少しでも早く減らしたい方は最短１ヵ月1回がベストな回数になります！ただし、ムダ毛が減るにつれて期間を延ばすことをおすすめします。

陰部（VIO）の脱毛に適した間隔

陰部(VIO)の生えている毛は約30％が成長期になり、休止期退行期の期間も約１年～１年半と長く。脱毛の光をあてて効果がでるまで約2週間前後、毛の強さは顔やひげの次に強く、１ヵ月半に１回脱毛すると効果が少しわかるくらい。毛量の多い方や濃い方、少しでも早く減らしたい方は最短１ヵ月1回がベストな回数になります！ただし、ムダ毛が減るにつれて期間を延ばすことをおすすめします。